- 就職活動の現状はどうなってる?
- 就活がうまくいかない原因は何?
- 就活でうまくいく人の特徴は?
「障害者雇用での就職活動が思うように進まない・・・」と悩んでいませんか?
面接でうまく自分を伝えられなかったり、希望する仕事が見つからずに途方に暮れる日々…。
それでも、自分に合った職場を探したい、働きたいという気持ちは変わらないはずです。
実は、多くの方が同じような壁にぶつかり、悩みながらも道を切り開いています。
あなたの中の「働きたい」という意欲は、その第一歩を踏み出すための原動力になります。
本記事では、障害をお持ちの方が就職活動で直面しやすい課題と、その乗り越え方を具体的に解説します。
また、障害者雇用に積極的な企業の探し方や、役立つ就労支援サービスの活用方法についてもご紹介します。
「自分にぴったりの職場なんて見つかるのだろうか」と思っているあなたへ。ここに書かれているヒントが、あなたの未来を切り開くきっかけになりますように。
ぜひ、この記事を読んで、次のステップに進んでみてくださいね!
- 名前はちだっち。
- 障害者雇用者の為の転職ブログを運営!
- 2018年にを利用して就活成功!
- 障害者平均年収258万円以上で勤務中!
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- ブランク期間7カ月間でもエージェント利用で転職!
障害者雇用の就職活動に関する現状と課題
まずはじめに障害者雇用の就職活動に関する現状と課題を以下の4つの項目でご紹介します。
- 障害別の就職実態
- 法定雇用率の達成実態
- 就労方法の多様化
- 障害者雇用枠のメリット・デメリット
それぞれ詳しく解説します!
①障害別の就職実態
今回障害者別の就職実態を調べるにあたって厚生労働省が公開してる、「ハローワーク経由での障害者の職業紹介」のデータを引用しました。
令和5年度のデータだとハローワーク経由での職業紹介による就職率は44.4%。
令和4年度に比べ0.5ポイント増加している事が分かりました。
以下の表が障害別の就職率のデータになります。
令和5年度ハローワークを通じた障害者の職業紹介状況
障害者区分 就職件数(件) 対前年度差(比) 就職率(%) 就職率の対前年度差
(ポイント)身体障害者 22,912 998 件増 (4.6%増) 38.7 1.0 ポイント増 知的障害者 22,201 1,628 件増 (7.9%増) 59.2 1.4 ポイント増 精神障害者 60,598 6,524 件増 (12.1%増) 43.9 0.1 ポイント増 その他の障害者(※) 5,045 931 件減 (15.6%減) 34.0 3.0 ポイント減 合計 110,756 8,219 件増 (8.0%増) 44.4 0.5 ポイント増
※「その他の障害者」とは、身体障害者・知的障害者・精神障害者以外の障害者の方。障害者手帳を所持しない発達障害者、難病患者、高次脳機能障害者などになります。
その他の障害者以外の方は前年度よりも就職率がアップしている状況です。
特筆すべき点は精神障害者の就職件数が一番多いという事です。
ネット上では「精神障害者は受け入れてもらえない」という書き込みも多いですが実態は真逆。
むしろ精神障害者の方が近年採用件数が増えてるんです。
人事経験があるからこそ分かる事ですが、障害者求職者を紹介するエージェント側が精神障害者の受け入れをオススメしている事もあり、就職件数として伸びています。
また制度としても平成30年(2018年)4月より、障害者雇用義務の対象に精神障害のある方も加わった事も大きな要因です。
②企業の法定雇用率達成状況
僕たち障害がある就活生に朗報!
企業が最低限雇わないといけない法定雇用率が近年上昇してます。
法定雇用率が上がる事で障害者雇用しなきゃいけない人数が上がるので、募集人数が増え内定をもらえる確率もアップするんです。下
記の表が今後予定されている法定雇用率の%になります。
参考:厚生労働省「障害者の法定雇用率引上げと支援策の強化について」
令和5年度 令和6年4月 令和8年7月 民間企業の法定雇用率 2.3% 2.5% 2.7% 対象事業主の範囲 43.5人以上 40.0人以上 37.5人以上
また令和5年度調査時点での法定雇用率の達成企業は50.1%になってます。
つまり障害者雇用枠のイスが余りまくっているという事です。
特に就活生の場合は大手大企業を目指せるチャンスが高いので積極的に狙うのがおすすめ!
新卒カードを有効に活用するのが超重要ですね!
ちなみに筆者は就活を1人で頑張っていたこともあり、
8月頃まで内定がゼロという残念な就活を経験してます。
苦い思い出があるからこそこれから就活を迎えるあなたには僕の二の舞にならないように、こうやってブログ等で発信してます( ;∀;)
③就労方法の多様化
障害を持つ方の就労方法が多様化してます。主に就活方法として以下の2種類です。
- クローズ就労:障害を隠して一般枠として就職する
- オープン就労:障害を企業に伝え障害者雇用として就職
以上の2つのパターンがあります。
もちろんどちらを選択するのもあなたの自由です。
ただ僕個人としてはオープン就労で障害者雇用枠として働くのをオススメしてます。
というのも一般雇用として働くと、配慮がしてもらえないという最大のデメリットがあるから。
結局のところ障害の種類によりますが一定のサポートがないと就労が難しいことがほとんどです。
僕だと弱視なので別途大きいモニター1台ないと、
データ登録等ができません。
クローズ就労を目指すかオープン就労を目指すかは以下の記事を参考にしてみてね♪
④障害者雇用枠のメリット・デメリット
障害者雇用での就活はメリットもある反面デメリットもあるのが実情です。
以下の表が障害者雇用枠就活のメリット・デメリットになります。
障害者雇用のメリット | 障害者雇用のデメリット |
---|---|
就職のハードルが低い 障害の配慮がある 大企業への転職チャンスあり 長期的に働ける可能性あり | 一般雇用に比べ求人が少ない 障害内容で雇用にばらつきあり 企業による配慮がない場合もある キャリアアップが難しい 給料が低い |
障害者雇用枠で条件を絞りすぎてしまうと求人がヒットせずに、なかなか就活が出来ないという罠にはまりますね。
とはいえメリットも大きいので障害者雇用枠として就活を望むのが得策だと僕は考えてます。
障害者の就活がうまくいかない4つの原因
- 就活の用意が不足
- 障害者雇用枠を設けている企業が少ない
- エントリーする企業を絞りすぎ
- 一般枠就労を目指してる
それぞれ詳しく解説します!
①就活の用意が不足
障害者雇用枠での就活がうまくいかないのは用意が不足してる可能性大です。
障害者雇用枠就活でも一般の就活と同じく以下の準備をする必要があります。
- 自己分析
- 企業研究
- 企業に受ける為の必要書類作成
- 面接対策
自己分析は面接での自己PRで必要ですし、企業研究は志望動機を伝える為に重要です。
上記のやるべき事を1つでも欠けちゃうと就活はうまくいきません。
RPGゲームでラスボス戦前にレベル上げや装備を揃えますよね?
就活でも事前の用意が内定を勝ち取る為の必勝法です。
計画的な準備を行えば、就活の成功率が大幅に向上しますよ。
②障害者雇用枠を設けている企業が少ない
そもそも論ですが障害者雇用枠を実施する企業が少ないのも原因です。
企業のHPを確認すれば分かりますが、新卒向けの採用ページや中途採用ページははあるものの、障害者雇用の採用ページがない企業がほとんど。
つまり企業としては積極的に採用したいとは考えていないという裏付けでもあります。
また障害者雇用は全企業対象ではありません。
以下の条件に当てはまれば障害者を雇わなくてもいいのです。
障害者雇用促進法43条第1項) 民間企業の法定雇用率は2.5%です。 従業員を40人以上雇用している事業主は、障害者を1人以上雇用しなければなりません。
40人以下の中小企業では雇用枠を持たない場合が多く、大企業に機会が集中する傾向があります。
特定の業界では障害者の特性に合った業務が少ないため、選択肢が限られるのが実情です。
就活を上手く進めるには、
障害者雇用の実情を知っておくことも大切ですね。
③エントリーする企業を絞り込みすぎている
障害者雇用の就活ではエントリーする企業を絞りすぐるのは悪手です。
というのも障害者雇用求人を募集する企業が限られているから。
一般雇用のように応募する企業が無数にある場合は職種や業界を絞るのは得策ですが、障害者雇用枠の場合は絞らないのが鉄則です。
なので障害者雇用での就活では最低限譲れない条件を3つに絞って臨むようにしましょう。
障害者雇用のお仕事は基本的に備品管理や請求書の処理など単調業務がほとんど。
業界や職種を絞ったところでやる業務は変わらない場合が変わりません。
実際僕は建設業とIT業界の2社で事務職を担当しましたが、
請求書処理と役所等に提出する書類作成業務がメインでした。
なのでエントリーする条件を絞り込みすぎずガンガン応募していくようにするのがオススメ!
④一般枠での就活をしている
障害を持ちながら一般枠で就活をするとうまくいかない場合があります。
というのも障害のある方が一般枠を目指すのは装備が不足した状態で戦うのと一緒だから。
例えるとPRGゲームが分かりやすいです。
健常者の方はフル装備で戦えるのに対して障害のあるある方は、何かしら装備が不足(障害で不自由)な状態で戦う事になります。
単純に勝利条件(内定条件)が同じならフル装備の健常者が有利になるのは間違いありません。
装備が足りない状態で健常者に勝つためには、圧倒的な能力値の差で上回らないと内定を獲得するのが難しいのが実情です。
なので希望する企業が障害者雇用枠を実施してない等の理由がなければ、障害者雇用枠という条件でフル装備ではない障害者との就活という戦に臨むのが得策ですよ。
ライバルと差をつけるのならば障害者雇用に熟知してる就活エージェントを味方にして、有利に就職活動バトルを進めましょう!
障害者雇用の就活がうまくいく人の特徴3選
こおからは障害者雇用の就活が上手くいく人の特徴3選をご紹介します!
逆をいうと以下の方法をみたさないで就活をするとうあくいかないで苦労する原因になります。
僕自身8月頃まで以下の項目をみたさないで就活をした結果、
8月まで内定が1社もないという危機を体験しました。
就活で失敗したくないあなたはぜひ参考にしてください。
- 就活の事前準備が完璧
- 就活エージェントを利用してる
- 就労移行支援を活用してる
それぞれ解説します!
①就活の事前準備が完璧
「就活は事前準備を制するものは内定を制する。」
この言葉を忘れないでください。
RPGゲームで例えるとラスボス戦に武器の装備や道具、HPが1の状態で戦ったら瞬殺されますよね?
もしかしたらその状態であなたも就活を望んでいる可能性があるってことです。
就活を成功させるためには準備を終わらせて挑まないと、いつまでもラスボスを倒す(内定をゲット)事はできません。就活に必要な自己分析・書類選考・面接対策については以下の記事を参考にしてみてね。
②就活エージェントを利用してる
就活がうまくいかなくて苦労してるのならば就活エージェントを活用しましょう!
僕は就職活動を合同説明会等に参加して50社ほどエントリーしてました。
その結果8月まで内定がゼロという惨敗でした。
当時は売り手市場にも関わらずです。
そこで僕は最後の望みとして障害者求人に特化したアットジーピー【atGP】さんを利用。
その結果約2か月で正社員登用の内定を1社勝ち取る事が出来たんです。
なのでもし就活を1人で頑張っていてうまくいかないのならば就活エージェントを活用する事をお勧めします。
就活エージェントでは以下のサービスを完全無料で受けられます!
- 初回面談で希望する条件や企業のヒアリング
- 条件にマッチする企業の紹介
- 履歴書などの添削
- 応募する企業への面接日等の調整
- 面接対策
- 内定後の条件交渉
- 障害者雇用での不明点の確認
就活エージェントを利用すれば手間も省けて、
効率的に進められて最短で内定を勝ち取れますよ。
③就労移行支援を活用してる
就活エージェントを活用しても就活がうまくいかない場合は、就労移行支援の利用も視野に入れましょう。
障害者雇用枠はスキルや能力値やりも、「長期で働ける人材であるか?」を重要視されることが多いです。
法定雇用率を維持するためにも長く働いてほしいのが企業の本音。
ただ障害者雇用枠であっても最低限のPC操作が出来る事を求められます。
もし「PCを使ったこともない・・・。」という場合は、就労移行支援を活用して最低限仕事で役立つスキルを磨くのをおすすめします。
就労移行支援の事業所によっても異なりますが以下のような事を学べます。
- ビジネスマナースキル
- PCの操作方法(データ登録)
- 模擬就労体験
- 就職活動の準備
- 障害理解に関するワーク
- 就職後のフォローアップ
またMOS検定や簿記検定を目指す就労移行支援もあるので、就職に有利な資格をゲットできる可能性もあります。
スキルがあれば企業側も「MOSがあるなら最低限のofficeソフトを使いこなせるな」と評価して漏れる為、就活で有利に働きます。
なので就活がうまくいかない場合は就労移行支援を活用して就職を目指すのもオススメ!
まとめ就活がうまくいかないなら支援機関を活用しよう!
最後にまとめます!
本記事では障害者が就活が上手くいかない理由と対策方法について解説しました!
- 障害者雇用の就活では「事前準備」が成功の鍵
- エージェントや就労移行支援の活用で効率的に進められる
- 障害者雇用枠には多くのメリットがあり、特性に応じた就労が可能
障害者雇用の就活では、準備不足や企業選定のミスが失敗の原因になりがち・・・。
しかし、就活エージェントや就労移行支援を活用することで、より効率的に進めることができますよ!
また、法定雇用率の向上により、障害者雇用枠の選択肢が広がっています。
自分に合った働き方を見つけるためにも、適切な支援機関の利用を検討してください。
支援機関やエージェントを利用し、計画的に就活を進めましょう!
あなたに合った職場は必ず見つかります。
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