「障害者雇用での就職活動、どう進めればいいんだろう?」とあなたは不安を感じていませんか?
働きたい気持ちはあるけれど、障害を理由に「自分にできる仕事が見つかるのか」「職場の環境が合うのか」と悩むことも多いですよね。
特に初めての就活では、何から始めていいか迷ってしまうものです。
でも、大丈夫!
最近では、障害者雇用を積極的に進める企業も増えており、サポート体制も整っています。
さらに、障害に特化した就活エージェントを活用することで、適性に合った仕事や職場環境を見つけやすくなります。
本記事では、障害者雇用の就活を「楽に」進めるためのコツや、役立つサポートサービスをご紹介します。
- 名前はちだっち。
- 障害者雇用者の為の転職ブログを運営!
- 2018年にを利用して就活成功!
- 障害者平均年収258万円以上で勤務中!
- スキル・学歴無しで2023年に転職成功!
- ブランク期間7カ月間でもエージェント利用で転職!
大前提!障害者雇用枠でも就活スケジュールは変わらない
まず大前提として障害者雇用の就活も一般雇用の就活もスケジュールは変わらないという事です。
企業側は新卒一括採用として障害者雇用枠と一般雇用枠を同時並行してます。
なので応募時期等変更点はほぼありません。
障害者雇用の就活を始めるべきタイミングは前年度の4月
就職活動が本格的にスタートするのが3月1日です。
この日は企業が新卒採用の求人を解禁するので本格的に就職活動が始まります。
ただ注意点があるんです。
3月1日から就職活動を始めるのは遅すぎます。
というのも就職活動が本格始動したタイミングで準備をすると、日程に追われて楽に就活を進めるのが難しくなるから。
僕は就活をするタイミングが遅れ、内定式に間に合いませんでした。
- 自己分析(強み・弱み・障害特性の理解)
- 働く上での軸となる条件を決める
- 職種・業界・企業研究
- 求人を探す
- 応募をする
- 適性検査を受ける
- 面接をする
上記のようにやる事がたくさんあります。
僕も就活をして体験しましたが初めての事ばかりで、何をどうやってやればいいのかパニックになるわけです。
- 働く軸が出来ていなくてどの企業にエントリーするか悩む
- 事前準備が終わらずに会社説明会に参加できなかった
- スケジュール管理ができておらず希望する企業に応募できなかった
- 企業研究が出来ておらず志望動機を書く事ができない
- 面接対策が不十分で内定を獲得まで進まない
- 適性検査の対策が不十分で面接まで進まない
上記はまさに僕が就職活動で体験した事でした・・・。
学業で単位を落とせないので学校に通いながら就活の準備をするのはストレスも大きくなります。
就職活動解禁日にバタバタしない為にも事前に出来る、「自己分析」「業界研究」「適性検査対策」等はさっさと終わらせて心の余裕を作る事が大事です。
前年度の4月から準備できるものはやっておきましょう!
就職活動を楽にする8つの流れ
障害者雇用の就職活動を楽にするための流れを解説します!
就活の流れ①自己分析
就活解禁の3月1日までに自己分析を終わらせておきましょう!
というのも自分の事を知らないと面接や履歴書欄を書くときに苦労をするから。
履歴書や面接では自己PRを聞かれることがほとんど。
自分を理解が出来ていないと回答する事なんてできませんからね。
障害者雇用における自己分析は主に以下の事を実施しておけばOKです!
- 自分の長所・短所の理解
- 得意な事・不得意な事
- 仕事をする上で必要な配慮
- 障害特性の理解
もし自分の長所や短所が分からない場合は分析ツールを活用するのも手。
ミイダスという自己分析ツールでは自分の強みや弱み以外にも、適職や認知の傾向を検査する事ができます。
僕が実際にミイダスを利用して分かった診断結果の一部をご紹介しますね。
上記のように向いている職種等が診断結果で分かります!
「せっかくの新卒カードをどぶに捨ててしまった・・・」。
という経験をしないためにもミイダスを活用して適職を知るのは対越ですよ!
就活の流れ②就活の軸を作る
就職活動が本格化する前に軸を作っておきましょう!
軸を作っておかないといざ就活が本格化した際に企業選びに迷いが生じるからです。
分かりやすい例でいうと外食チェーンに行った際に、メニューが多すぎて選ぶのに時間がかかるのと一緒。
「今日は麺類を食べる!」という軸があれば、食べたいものをスムーズに選ぶことが可能ですよね?
就活も同じく条件等の軸を先に決めておくことが大切です。
軸を決める方法としておすすめしたい方法がが八木仁平さんの「やりたい事の見つけ方」です。
「得意な事」「好きな事」「価値観」から本当にやりたい事を見つける方法です。
軸を決めれば企業探しに迷う事はなくなります。
僕は転職時に八木仁平さんの自己理解プログラムを参加して、
本当にやりたい仕事のヒントを見つけました!
就活の流れ③職種・業界・企業研究
障害者雇用の就職活動でも職種・業界・企業研究は必須です!
以下の項目は就職活動が本格始動する前に調べるようにしましょう!
- 職種によって必要なスキル
- 障害者雇用の有無
- 合理的配慮がある会社か
- 希望する会社に入る為の条件
- インターンシップの見学会情報
例えば障害者雇用枠求人として清掃業の次に多い事務職では、PCスキルが必要不可欠です。
「だったら今のうちにMOS検定を学んでおこう!」と事前準備が出来るわけです。
また企業によっては障害者雇用枠でも英語が必須などの条件があったりします。
「とはいえどうやって業界分析をすればいいか分からない・・・。」とあなたは感じたはず。
そんなあなたはssanaに登録しておくことをおすすめします。
sanaでは就職情報誌 サーナという企業分析に関する冊子を登録者全員に無料で送ってくれますよ。
障害者雇用枠に特化した合同説明会などを主催してるので院登録しておいて損はないです。
以下から登録して業界研究に役立つ冊子を受け取りましょう。
就活の流れ④就職方法を選ぶ
就活が本格始動する前に就職方法を決めましょう!
障害がある場合は主に2つの就労方法があります。
- クローズ就労:障害を隠して一般雇用枠で働く
- オープン就労:障害を企業に伝え障害者雇用枠で働く
クローズ就労・オープン就労。どちらを選択するのもあなた自身です。
ただ両方のメリットデメリットを考えると僕はオープン就労で働く事をおすすめしてます。
クローズ就労のメリット | オープン就労のメリット |
---|---|
大企業から内定がもらいやすい 契約から正社員へ雇用される場合がある 仕事の負荷が少ない仕事を任せられる 長期的に働ける可能性が高い サポートの支援がある 合理的配慮がある 休暇が取得しやすい | 障害者枠よりも求人が豊富 正社員雇用で給料が障害者枠より高い キャリアアップが見込める |
クローズ就労のデメリット | オープン就労のデメリット |
---|---|
給料が低く生活が安定しない 単調業務が多く成長が見込めない 業務量が少なく社内ニートになる | 定着率が低く生活が安定しない 結果を出さなければならず辛い 休暇取得の優遇がない |
障害がある方が一般雇用を目指すのはPRGゲームで例えると、装備がない状態でラスボスと戦うようなもの。
一般雇用枠はフル装備状態(健康)健常者と内定とういう椅子を競い合う事になります。
障害を抱えた状態で臨むのはまさに武器が足りない(障害というハンデがある)なので、個人的には負け戦だと考えているからです。
なのでもし「入社したい会社が障害者雇用枠を実施してない」という理由がなければ、障害者雇用枠で働く道を考えた方が得策です。
就活の流れ⑤適性検査対策
実は障害者雇用枠でも適性検査対策は必須!
弱視の僕の感情としては「フォントサイズが小さくて文章を読んでる間に時間が終わるんやが」とは思うんですけどね。
障害者適性検査の実施割合としては以下のデータがありました。
ある大手転職サービス会社の調査によると、筆記試験ありの求人は全体の51%。職種別に見ると、筆記試験が最も多いのは「技術系(機械/電気)」(66%)で、次いで「技術系(化学/食品)」(63%)、「技術系(建築/土木)」(54%)となっています。
障がい者転職における筆記試験対策
僕が就活した時期が2018年なので記憶は定かではありませんが、5社ほど適性検査を受けた気がします。
個人的な感覚としてSPI対策の手ごたえがあまりありませんでしたが、無事内定をもらえてるので評価の比重はあまり大きくないはずです。
ただ出来るに越したことがないので、対策しておくとより就活を有利に進められるのは間違いありません。
就活の流れ⑥求人を探す
障害者雇用での求人検索のやり方が就活を制すると言っても過言ではありません。
というのも障害者雇用を募集してる企業を見つけるのは至難の業だから。
企業のHPを見ればわかりますが新卒採用・中途採用ページはあっても、障害者雇用採用がある会社の割合は少ないです。
ちなみに僕が転職で入社した会社では、
HP上に障害者採用情報はありませんでした。
つまり一般雇用に比べ求人を探すのは難しいって事。
ただ安心してください。
以下の方法を活用すれば障害者雇用求人を見つける事が可能です。
- 就活エージェントを活用
- ハローワーク経由で探す
- 就労移行支援経由で求人紹介
- 合同説明会に参加
- SNSの投稿で確認する
就活をした体験談から言うと、就活エージェントをメインにして使うのがオススメ!
僕は就活解禁日である3月1日から8月頃まで合同説明会メインで就活をしたところ・・・。
50社以上落ち続け内定が0という惨敗を経験しました。
その後危機感を覚えた僕はアットジーピー【atGP】を利用しる事で、なんとか内定をゲットできたんです。
正直「初めから就活エージェントを活用しておけばよかった・・・」。と今思うと後悔してます。
そうならないためにも就活エージェントを序盤から活用しましょう!
また就活エージェントは以下のサポートが充実してるので使わないのは損です。
- 初回面談で希望する条件や企業のヒアリング
- 条件にマッチする企業の紹介
- 履歴書などの添削
- 応募する企業への面接日等の調整
- 面接対策
- 内定後の条件交渉
- 障害者雇用での不明点の確認
利用料は就活生を雇う企業側が支払うので、僕たち就活生は完全無料で利用できます。
オススメの就活エージェントは以下の記事で紹介してるので要チェックです!
就活エージェントを活用して、自分に適した求人をに探しましょう。
就活の流れ⑦応募書類の作成
求人に応募出来たらいよいよ応募書類の作成です。
応募書類の質によって書類選考が通らない・・・なんてこともあります。
1番重要なステップといってもよいでしょう。
いくら数多く応募書類を企業に提出したところで質が悪ければ、一社も書類選考が通らないという悲惨な状態だけは避けるべしです。
就活エージェントを活用しているあなたは担当者から書類の添削を受ける事ができます。
エージェント担当者は就活のプロ。
就活未経験の就活生には分からない書き方のコツを熟知してます。
以下の記事を参考にする事でより質の高い応募書類を作る事が可能です。
就活の流れ⑧面接対策
内定を卒業するまでにゲットできるかどうか。
最後の難関となるのが面接です。
面接を成功させるためには練習あるのみ!
企業によって大体聞かれる質問は一緒。
企業ごとに合わせて緊張しすぎずに対応できるかだけです。
そのためには事前の模擬面接がカギ!
車のフォードを創業したヘンリー・フォードさんは下記の名言を残してます。
以下の事を本番の面接に向けて準備しましょう。
- よく聞かれる質問への回答を準備
- 障害についての説明を明確にする
- 聞かれそうな質問にセルフで模擬面談
- 面接官を頼んで模擬面談をする
- 質問の仕方やマナーを確認
就活エージェントを活用してるならば担当者にお願いする事で面接対策を手伝ってくれます。
積極的に利用しましょう!
面接の服装や逆質問の例などは下記記事で紹介してるので参考にしてみてね。
面接対策は、しっかり練習することで自信を持てるようになります。
まとめ
本記事では障害者雇用の就職活動に関しての流れや対策を解説しました!
- 障害者雇用枠の就活スケジュールは一般雇用と同じ
- 事前準備が鍵!求人公開1年前からのスタートが理想
- 自己分析・就活の軸作り・業界研究は必須
- オープン就労とクローズ就労、どちらを選ぶか事前に決める
- 適性検査対策や応募書類の質向上で内定率アップ
- 就活エージェントや支援機関を活用して効率的に活動
- 模擬面接で面接力を磨くことが成功のカギ
障害者雇用の就活は一般就活と基本的な流れは同じですが、早めの準備と支援機関の活用でスムーズに進められます。一人で悩まず、できるところから始めてみましょう!
必要に応じて専門サービスやエージェントを利用し、適切なサポートを受けることが重要です。
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