特例子会社採用は給料が安くて生活ができないのは本当のなのか?不安に感じてませんか?
ボクも就活時に特例子会社の給料事情を調べた経験があるので、あなたの気持ちが分かりますね。
結論を言うと特例子会社で働く場合一般企業と比べ給料が低くなる傾向があります。
とはいえ給料が低いのは様々な方法で対処する事が可能です。
本記事では特例子会社の給料が低い理由と、手取りを増やすための方法を解説します!
これか特例子会社への転職を検討しているあなたはぜひ本記事で実情を知っておきましょう!
- 名前はちだっち。
- 障害者雇用者の為の転職ブログを運営!
- 2018年にを利用して就活成功!
- 障害者平均年収258万円以上で勤務中!
- スキル・学歴無しで2023年に転職成功!
- ブランク期間7カ月間でもエージェント利用で転職!
結論!特例子会社の給料は最低賃金レベルで生活できない
特例子会社の障害者雇用枠で働く方は実際どれくらい給料なのか気になりますよね?
特例子会社で働く障害者の給料実態が分かるデータがあるのでご紹介します。
下記グラフは野村総合研究所がリサーチした特例子会社で働く方の年収割合です。
引用:野村総合研究所
年収の額 割合 101~150万円 21.6% 151~200万円 33.5% 201~250万円 21.6% 251~300万円 10.8% 301~350万円 7.2% 351~400万円 3.0% 401~450万円 1.2% 451~500万円 1.2% 500万円以上 1.2%
特例子会社で働くとなると、100万円~250万円での雇用になる可能性が高いです。(約7割を占めてます。)
一例として割合が一番多い年収200万円だとすると手取りで約17万円残るかどうか。
ボーナスが別途支給なら分かりますが年収なので込みでの手取りです。
生活はできないほどではないものの、
切り詰めて生きていかないとだめな金額ですね・・・。
親やパートナーと同居ならば生活費などを折半すれば生活に余裕が生まれるかも・・・。という金額です。
特例子会社の給料年収が低い4つの理由
特例子会社の給料平均は240万円と低く生活はできない可能性が高いと解説しました。
なぜ特例子会社の給料が低いのかあなたは気になりしたよね?
年収が低くなる理由は主に下記の理由があるからです。
それぞれ詳しく解説しますね♪
①最低賃金で設定される
特例子会社の給料が低い理由として企業側が最低賃金で設定してるからです。
というのも野村総合研究所のアンケート結果で回答した企業の85.7%が、「最低賃金を参考にして給料を決めている」という調査結果に・・・。
例えば2024年10月時点で最低賃金のトップは東京都の1.163円で年収を計算してみると、単純計算で8時間×20日で月186.080円でした。
ここから住民税・所得税・各種保険料等を差し引けば約月15万円程度です。
と考えると年収が201~250万円の割合が一番多いのもうなずけますね。
最低賃金以上の手取りを望むのならば特例子会社にこだわらず、一般企業の障害者雇用枠で働くのがおすすめですよ。
②業務内容が軽作業
特例子会社での業務内容が軽作業ばかりなので給料が低い可能性があります。
実際障害者求人に特化したエージェントで特例子会社の業務内容を調べてみたら以下のものでした。
- 備品の貸出や拾得物管理など入居者向けへの総務対応窓口
- 社内便のメール集配
- PCでのデータ入力(マクロ・VBAでの効率化にチャレンジいただけます。)
- 書類のPDF化
- 経理伝票の並べ替え など
年収は247万円で契約社員雇用でした。(登用のあり)
あくまでも特例子会社は親会社業務のサポートの意味合いが強く、どうしても単調作業業務が増えます。
また特例子会社自身が売り上げを生み出している事は少ない為、給料も低めに設定されがちです。
同じような業務内容で年収を優先するならば、一般企業の障害者雇用枠で働くのも1つの選択肢として考えてもいいかもしれません。
③最低賃金でも応募が多い
特例子会社は最低賃金でも人は集まるので年収が低いです。
というのも特例子会社は障害のある就労者の最後の砦だから。
そもそも一般企業の障害者雇用枠で働ける能力があれば、また同じような条件で一般企業へ転職する能力があります。一方で特例子会社でしか働けない障害のある方は、症状が重く一般企業で健常者並みに働けない場合がほとんどなのです。
なので特例子会社での業務は単純作業で誰でもできる業務内容となってます。
障害が重い障害者からしてみるとたとえ最低賃金並みの年収であっても、仕事をしたいと思うのです。
なので特例子会社は障害の程度が重い障害者にとって最後の砦であり、給料が低くても応募が一定数ある為上がりにくいという実情があります。
特例子会社で年収UPを目指す3つの戦略
特例子会社は給料は低いものの大手大企業で福利厚生は充実して人気がある就職先の1つです。
とはいえ少しでも給料が高いに越したことはないですよね?
特例子会社で年収UPさせる方法は主に下記の3つになります。
それぞれ詳しく解説しますね!
①正社員登用を目指す
特例子会社で給料UPしたいならば正社員登用が見込める会社を選びましょう!
特例子会社は正社員登用される可能性が、一般企業の障害者枠よりも高めなんです。
野村総合研究所の調査結果によると正社員登用で働く障害のなる方は68.6%。
雇用形態が変更になった人は36.1%と正社員登用の望みがあります。
もし給料UPを目指すのならば正社員登用を目指して1年間まじめに業務をしましょう!
②長い年月働く
特例子会社で給料UPを目指すには長い年月同じ会社で働くことが有効です。
というのも野村総合研究所の調査結果で属人給の基準として、勤務年数が長い人を評価対象としているから。
日本では年功序列制度が未だに根強いです。
長い年月同じ会社で働いて勤続年数を伸ばせば給料が増える構図ですね。
なので給料は低いと感じていても辞めずに働いていれば徐々にではありますが、確実に年収は上がります。
辞めずに長い年月働く方法は特例子会社でも、
確実に年収を上げることができるので一番おすすめな方法ですよ。
③昇給UPする行動を実践
特例子会社で給料アップしたいならば昇給UPするための行動を実践する事です。
野村総合研究所の調査結果で企業が仕事給の評価として下記を重要視する事が分かってます。
勤務態度に気を付けてきちんと成果物を提出して、業務の効率的にするための方法を実践すればいいことが分かります。
会社で仕事をしていくうえで人間関係を良好にするのは評価を上げるための方法の1つ。
調査結果にある横目からできるものは全てやっていく意気込みで、
仕事に臨みましょう!
補足:特例子会社で働きながら手取りを上げる裏技
特例子会社で働きながら年収を上げるには、「正社員登用を目指す」「長い年月働く」「昇給がUPする行動」がある事をお伝えしました。
僕は会や以外にも収益の柱を作るべきだと考えてます。
理由としては国が自分で稼く力を養う事を推奨してるから。
平成30年1月、副業・兼業について、企業や働く方が現行の法令のもとでどういう事項に留意すべきかをまとめたガイドラインを作成しました。さらに、企業も働く方も安心して副業・兼業を行うことができるようルールを明確化するため令和2年9月にガイドラインを改定しました。
厚生労働省:副業・兼業
経団連の中西元会長も終身雇用制度の崩壊をメディアで伝えていて、今後ますます会社以外からの収益の柱を作る必要があると考えてます。
「とはいえ具体的に何をやればいいのか分からない・・」とあなたは感じているはずです。
まずは以下の項目からできる事を実践してみる事をおすすめしてます。
- 資格取得をする
- スキルアップ
- ココナラやクラウドワークスなどの副業を実践
- 障害者年金を受給する
- 資産運用をする
僕はブログの副業・障害者年金の受給・資産運用の3つを実践中です!
特例子会社への就職なら就労移行支援がおすすめ!
特例子会社への就活希望ならば就労移行支援経由で探しましょう!
野村総合研究所の調査結果によるとハローワークからの紹介に次ぐのが、就労移行支援経由での紹介であることが分かりました。
そもそも特例子会社は全国に500事業所しかなく、障害者雇用で一番狭き門です。
自分で探して応募するのは無理ゲーなので、就労移行支援経由で就活する事をおすすめします。
就労移行支援では以下のサービスを受けることができる為、退職後のブランク期間が長く就労できるか不安なあなたにもおすすめと言えます。
- 就職に向けた体調管理を整える方法が分かる
- 自分の障害特性に関する理解度が深まる
- 模擬就労体験を通じて最低限の業務スキルを習得できる
- 就労に向けてのプランを一緒に考えてくれる
- スキルアップ研修やトレーニングが充実
- 就職後のフォロー体制がある
上記のようなサポートを受けることが可能です。
事業所によっても異なりますが就労移行支援で学べる、
- データ登録作業
- 書類の仕分け作業
- シールの貼り付け作業
等は特例子会社のメイン業務の1つであり仕事でそのまま生かせますよ。
特例子会社に入社できる実績が多い就労移行支援経由で特例子会社を目指すのが、一番確実で可能性が高い方法になります。
同じ会社が運営する就労移行支援でも、
場所によって特色が異なる事もあるので見学する事をおすすめします!
特例子会社・一般企業の障害者雇用枠で悩んだ時の考え方
特例子会社がおすすめな人 | 一般企業の障害者雇用枠がおすすめな人 |
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手厚い配慮が必要 就労移行支援に通っていた 退職後のブランク期間が長い 軽作業業務を担当したい 障害者年金受給しててお金に困らない | 前職は一般企業で働いていた 給料は高い方がいい 退職後のブランク期間は短い officeソフトを使いこなせる |
特例子会社がおすすめな人
特例子会社は障害の配慮が充実している事や業務が軽作業である反面、給料が低いのが難点です。
なので給料が少なくても仕事内容が軽作業しかできないという方向けですね。
とはいえ障害年金をもらっている状態ならば、「会社から手取り16万円前後+障害年金」ならば1人暮らしもできます。
特例子会社の求人を探すのならば、紹介実績2位の就労移行支援経由で紹介してもらうのがおすすめです!
一般企業の障害者雇用枠がおすすめな人
一方一般企業の障害者雇用枠で働くことがおすすめな人は、最低限の障害の配慮を得ながら、給料300万円前後稼ぎたい人向けです。
僕の例で話すと、弱視の障害はあるもののモニター1台別途であればPC作業ができます。
なので給料が低い特例子会社ではなくて、
一般企業の障害者雇用枠で働いてるよ。
このように最低限のサポートがあれば十分に仕事が出来る人は、一般企業で障害者雇用枠を目指すのが得策ですよ!
転職方法としては障害者求人に特化したエージェントを活用して、紹介してもらうのがセオリーですね♪
まとめ特例子会社の給与は安い!障害年金でカバーしよう
最後にまとめます!
本記事では特例子会社の給与事情について解説しました。
特例子会社の年収割合が一番多いのが151~200万円台で、手取りにすると16万円あるかないか・・・。
なので特例子会社は最低賃金で年収が設定されているので、障害年金込みで生活はできないか考える必要があります。
給料は低いものの特例子会社は、一般企業の障害者雇用枠よりは障害の配慮が手厚いのが利点です。
その点を理解して特例子会社で働くか?それとも一般企業の障害者雇用枠で働くのか?を決めていくのが大切ですよ!
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