20代で障害者雇用枠として2社で働いた僕が解説します!
あなたがいまこの記事を読んでいるという事は「障害者雇用枠で働くのは最悪な環境かもしれない・・・」という不安からGoogleなどの検索エンジンで「障害者雇用 最悪」と検索したのではないでしょうか?
僕自身弱視で身体障碍の当事者です。新卒カードも転職も両方障害者雇用枠で働いてきました。実際僕自身が障害者雇用枠で働いて感じるリアルな部分を本記事で解説します!
- 障害者雇用枠で働く実体験を知れて今後の就活や転職に役に立つ
- 障害者雇用枠で働く上でのネガティブな部分を理解できる
- 障害者雇用枠で働く場合のいいところを把握する事が出来る
記事の前半では障害者雇用は最悪ややばい等のネガティブな意見が多い理由をお伝えして、記事後半では障害者雇用枠で働く上でのコツをお伝えしていきます!
記事を最後まで読むことで、障害者雇用枠での働き方の誤解が外れて働き方の選択肢が広がるはずです!
- 名前はちだっち。
- 障害者雇用者の為の転職ブログを運営!
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20代で障害者雇用で働く身として感じる現状の課題5選
実際僕自身、20代で障害者雇用枠で2社働いてみて感じる障害者雇用枠が最悪&ひどいと思う出来事が5つです。それぞれ詳細について当事者目線で解説していきますね♪
①当事者が人事として活動してる人がいない
まず課題として障害を持つ当事者が人事といて活動している人が少ない事です。
というのも人事は法定雇用率を満たす為に障害者に特化したエージェントで人を採用するけど、長期的に働ける環境等の施策がほとんど打ち出せていないのが現状です。
なのでとにかく障害がある人を雇って部署任せというのが現状の課題としてあります。本来ならば障害を持っている人が人事として職場での配慮等の施策等を練って各部門に周知する等すべきなのですが、その動きが僕が勤めた会社2社では少なめでしたね・・・。
僕は2社とも人事業務の一部を担当してたので、
障害者雇用の定着をアップするための施策などに携わりたい
と思ってました。ただ一切声がかからずデータ登録等の単調な業務ばかりしてましたね。
視覚障害なのでぶっちゃけ不得意業務でミスを起こしメンタルを病むという負のスパイラルを2社とも経験しました”(-“”-)”
なので僕個人的な見解として人事で1人は障害を持つ人が障害者雇用に関する取り組みや、施策をすべきだと僕は思いますね。
②職場での配慮が少なく苦痛を感じる
障害者雇用でよくある課題として職場での配慮が少なくて最悪だと感じる事があります。僕は2度障害者雇用枠として働いた中で実体験として感じている事ですね。
面接時に「弱視なのでダブルチェック等をしていただけると助かります」と伝えたものの実際入社したところ1人で対応しなくてはならないなんて事がありました。
ダブルチェックに関しては障害者だから特別な対応ではなくて、普通一般雇用でも出来る事ならミスを防ぐ為にも複数で確認する事が望ましいですよね?
会社の規模の問題なのか?とも思ったのですが、1社目は従業員数が2.000人規模の比較的大きな会社ではあったもののダブルチェック等が少ない職場でした。
配慮をしてくれるかどうかは所属する上司の判断であり、採用する人事はぶっちゃけ法定雇用率を達成する事しか考えてないところがあります。配属ガチャ要素は強めですね・・・。
なので障害の配慮が少なくて会社の事を最悪だと感じる事は、
結構あるあるだったりします。
③給料が一般雇用枠と比べ低くなりがち
悲しい現実ではありますが基本障害者雇用枠で働く場合、一般雇用と比較すると給料が安く最悪だと感じる事があるでしょう。特に人事業務をしていれば同期の給料は嫌でもわかっちゃうんですよね”(-“”-)”令和5年度障害者雇用実態調査結果から障害者の平均賃金と一般雇用の平均賃金が下記表になります。
- 日本人全体:30万7,400円
- 知的障碍者:13万5,000円
- 身体障害者:23万,5000円
- 発達障害者:13万0,000円
- 精神障害者:14万9,000円
特に知的発達障害がある方については正直給料だけだと生活はかなり厳しい給料水準になってます”(-“”-)”給料が低い詳細と生活していくうえで大切なことは下記記事で解説してるので参考にしてみてください。
④業務量が少なくやりがいを感じなくなる
僕自身2社障害者雇用枠で働いてきて感じたのが、業務量が少なくてやりがいが失せて最悪という感情が生まれました。
ぶっちゃけると20代の障害者雇用枠で働くと暇になりがちですね。月間20日勤務で8時間勤務のフルタイム就労の場合、160時間月間労働時間があります。
僕の肌感覚で言うと80時間もあれば終わる仕事を倍の160時間使って仕事をしている感じです。なのでゆったり作業していても1日4時間程度暇になるんですよね(笑)
かといって新規の業務があるかというとないんです。僕の場合暇になってくると、
いくら会社員は時間を切り売りして対価をもらっているとはいえ、
あまりにも暇すぎる( ゚Д゚)
という感情で毎日過ごしてます(笑)この状態が最悪でありやばい状態ですね・・・。この状態が継続的になってくると仕事にやりがいがない状態になってメンタル不調を引き起こす原因にも繋がります。
対策については下記記事で解説してるのでチェックしてみてね♪
⑤社内で人と関わる機会が減り孤立する
僕の場合弱視の身体障害ですが、障害があると人と関わる機会が減って1人ばっちになりがちです。
僕の例で話すと弱視なので、人の顔が区別できないという生まれながらにしのハンディがあります。会社のポータルサイトで写真付きで名前があるサイトはあるものの、全員が同じように見え区別がつかないんですよね・・・。
なので人間違いをよくしてしまうので声をかけずらくなり孤立するという負のスパイラルになりがちです。1社目の会社は席が決まっていたのでまだよかったものの、2社目では席が自由スタイルだったので余計人に声をかけずらくなるという事を経験しました・・・。
障害によって悩みはそれぞれだと思うのですが、何かしらの障害によって制限が生まれてくるのでその結果として人と関わる事がなくなり孤立してしまうのはよくあるターンになりがちです。
障害があるとどうしても制約が生まれ、
孤立してしまいがちなのはあるあるな悩みですね・・・。
20代障害者雇用枠は働き方次第で最悪から最高になる!
僕自身前職と転職先で2回とも20代の障害者枠で働いてきました。給料面や業務内容が担当過ぎてぶっちゃけ「最悪」「やばい」という実感がありましたが100%最悪だったかというと答えはNOでした。
実際僕が障害者雇用枠で働いてみてよかったと実感できる点もあります。具体的に20代の時に障害者雇用枠で働けて最高だと思えている事が下記になります。
それぞれ詳しく解説しますね♪
①障害者雇用枠だから内定がもらえた
僕自身の話になりますが、正直障害者雇用枠だからこそ就活と転職で内定をもらえているなと感じえます。というのも2社で働いて痛感している事であるんですが、能力値的に同期と比べ10倍ほど劣っているなと肌感覚で感じてます(笑)
もし僕がクローズ就労(障害を隠して一般雇用枠で働く)を今からしたらきっと、前職での経験値やスキル不足で全然内定をもらえないでしょうね。
障害者雇用枠だからこそ「うちの会社で長期的に働ける人材であるかどうか」という前職でのスキルよりも長期的に働ける人材かどうか?の採用基準になってるからこそ働けているなと感じてます。
法定雇用率も年々上がっており、
障害者雇用枠だから内定がもらえ、
むしろ最悪から最高と僕は思いますね!
②残業等の配慮を勝ち取る事が出来る
20代で2社障害者雇用枠で働いていてよ最高だと感じる事が残業等を配慮を勝ち取りやすいという面があります。20代は会社からしてみると「長期的に会社に貢献してくれる人材に育て上げたい」という思惑があります。
なので業務等がどんどん与えられてハードワークになりがちです。その一方障害者雇用枠だと仕事を与えすぎて体調不良になって病気休職されるほうがダメージが大きいので、残業は基本させない方針になります。
実際僕自身も前職と今働いている会社ではほとんどノー残業デーです!
残業がない事で給料が低くなって最悪だと考える人もいますが、ライフワークバランスと体調を崩さない事を大事にしてる人からすると最高の働き方になりますね♪
③障害者控除等の税制メリットが大きい
僕的にはかなり恩恵がでかいと感じているのが、障害者雇用で働くと障害者控除などの税制メリットが大きい点です。クローズ就労の場合障害を隠して入社する為、障害者手帳を出さず障害者控除を受けてないケースが多いかと思います。
なので一般雇用と同じ控除を利用してる状況です。
障害者控除を利用してないなんてマジでもったいない!
障害の等級によって控除金額が変わりますが、1級2級に該当する人は40万円。そのほかの障害に分類される人は27万円の控除枠になります。
年収やほかの控除利用によっても金額がかわってきますが、年収300万円で自分が障害持ちで1人世帯ならば住民税と所得税で4万円ほどの減税が可能です。
かなり大きな税制メリットなので、僕的には税制面で優遇がある障害者雇用枠は最悪ではなく最高だなって感じてます。
④失業手当が一般の人よりも長い
意外と知らない人も多いのですが、会社を退職してからハローワークで受け取れる失業手当が一般の人よりも長い点が僕的には最高ですね。
というのも障碍者の方は一般の方よりも転職が難しいとされているので、「だったら失業手当も長くしないとだめだよね!」という事で一般の人よりも受給期間が長くなってます。
一般20代の失業手当期間
被保険者期間 | 1年未満 | 1年以上5年未満 | 5年以上10年未満 | 10年以上20年未満 | 20年以上 |
30歳未満 | 0日 | 90日 | 120日 | 180日 |
障害者雇用枠20代の失業手当期間
被保険者期間 | 1年未満 | 1年以上5年未満 | 5年以上10年未満 | 10年以上20年未満 | 20年以上 |
30歳未満 | 150日 | 300日 | 300日 | 300日 |
上記のように障害を持っている倍は失業手当の受給期間に優遇があります。また障害者雇用枠で働く場合、基本契約社員で1年の定めの場合がほとんど。
1年働いて退職すれば300日の失業手当を受け取れるのも一般雇用枠と比べ優遇されている点ですね♪特に20代は自己のスキルアップをすべき期間なので、退職後失業手当をもらいながら個人でスキルアップを目指すのがおすすめです!
スキルアップ方法については下記記事を参考にしてみてね♪
20代から障害者雇用枠で長く働く企業選びのコツ!
僕は就活時に50社ほど落ちて「1社で働き続けるべき!」という思考でした。ただ転職してみて「失業手当等うまく利用してスキルアップしたほうが得じゃね?」というのが基本方針です。
とはいえあなたは「出来る事なら20代から障害者雇用枠で長く働き続けたい」と思っているかもしれません。そんなあなたの為に長く働ける企業選びのコツを紹介しますね!
- 今持っている障害でも出来る職種を選ぶ
- 1日業務をして苦痛にならない仕事を選ぶ
- 部内でコミュニケーションが活発な会社を選ぶ
- 障害者の雇用定着率が高い会社を選ぶ
- 障害者を積極的に採用している会社を選ぶ
やっぱり障害者雇用枠で働いてみて思う事が、
自分自身が1日業務をしていて苦にならない仕事を選ぶのが1番重要!
だと痛感しました。じゃないと苦痛&やりがいを感じないまま今の会社が最悪だと愚痴言いながら働く毎日になるので(笑)詳細は下記記事で解説してるので気になるあなたは読んでみてね♪
また部内で定期的なミーティングなどがないとどうしても障害者雇用の場合孤立してしまい、会社で居場所等を感じなくなるので避けるべきです。
そのほかにも絶対に選んじゃいけない地雷会社も存在するので、下記記事を参考にして会社を選ぶようにしてみてくださいね!
地雷会社に入社すると早期退職を繰り返して、
職歴だけがが汚れるので要注意!
今最悪な会社で勤務してるならさっさと転職するのもあり!
正直今あなたが働いている会社が超最悪だと感じているのならば、さっさと転職したほうが吉です。実際僕自身前職では入社して3年くらいの時には人間関係ががたがた。そして社内ニート状態で最悪な状況でした。
それでも居座り続けた結果余計人間関係が悪くなり心が病んで1年以上病気休職。その後職場の人間案系や仕事内容に改善もなく退職というネガティブな現状のまま退職した事を正直後悔してる部分もありますね。
身体障害+α精神不調と二次障害や病気の悪化が起こりやすいのが障害者が経験する負の連鎖です。体調を悪化させないためにも、最悪だと感じたら転職を検討するのが僕自身の体験から言える事ですね。
20代の障害者雇用枠ならば前職の実績よりも、長期で働ける状態であるかを重要視してもらいやすいです。もし転職したいならばはやいに越したことはありません。
僕の場合ブログの運用などをしたかったので退職後2カ月間くらい転職活動をしてませんでしたが、転職できるかどうか不安が強いならば、在籍中に転職活動をしましょう!
在籍時の転職活動は毎月給料がもらえるので精神的負荷が少いですよ!
20代障害者雇用で転職をするなら転職エージェントを活用しよう!
20代で李勝の転職先で働きたいならば障害者雇用枠に特化した転職エージェントを利用するのがベストです!というのも障害者雇用に特化した転職エージェント利用すると、下記のメリットが絶大だからですね♪
- 障害者雇用の受け入れのノウハウが多い企業の可能性がある
- エージェント側が厳選した企業だから一定の安心感がある
- 一般枠では働けないような大企業に転職出来る可能性がある
- 契約社員から正社員への雇用が望める企業が多い
- 障害の配慮を受けられる可能性が高い
- 履歴書等の添削が無料で利用可能!
- 面悦対策をエージェント担当者がしてくれる
- エージェントから企業の社風等の情報が得られる
障害者に特化した転職エージェントを利用する事で上記のメリットを最大限に利用可能です。求人探しの定番であるハローワークでは得られない会社の情報等も転職エージェントから教えてもらえます。
なので面接で一歩リードする事も可能ですね。
僕はアットジーピー【atGP】という障害者雇用に特化したエージェントで2回の内定をもらう事が出来ました!
アットジーピー【atGP】については下記記事で詳しく解説してます!
僕自身も就活時と転職時にはさんにお世話になり内定を無事いただくことができました。もし1人でずっとやっていたら今頃僕は・・・。と考えると正直恐ろしくなります”(-“”-)”
なのでぜひあなたも転職を決意したらば転職エージェントを活用して転職する事をおすすめします!おすすめの転職エージェントは下記で解説してるのでチェックしてみてね♪
まとめ 20代の障害者雇用枠勤務は戦略で最悪から最高に変わる
最後にまとめます!
本記事では20代の障害者雇用枠での勤務が最悪なのか?というテーマで解説しました!
確かに障害者雇用枠は給料が低い等の最悪と感じるポイントがあるかもしれません。ただ失業手当や障害者控除等お金に関する優遇があるのも事実です。
大事なのは最悪な面だけ考えるのではなくて、最高な部分を探してみるのもまた大切だと僕は思いますね。本当に今現状が最悪ならば転職して第二のキャリアを出発させましょう!
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